アトピー性皮膚炎の改善にお勧めのサプリメント

アトピー性皮膚炎の改善にお勧めのサプリメントにかんして

私は20代後半の男性ですが、現在アトピー性皮膚炎で悩んでいます。そこでいろいろなサプリメントを探しているのですが、たくさんありすぎてなかなか絞ることができません。 私なりに調べたところでは、ビオチン・パントテン酸・りんごペクチンなどが良いのではないかと思っています。
もちろんまだアトピー性皮膚炎に有効なサプリメントはたくさんあると思いますが、まず上記の三種類のそれぞれの効果や摂り方などのアドバイスをいただけないでしょうか?そしてほかにもお勧めのサプリメントがあればそちらもお教え頂きたいです。またこれから空気が乾燥してくる季節になりますので、もしお勧めのスキンケア用品があれば教えて頂きたいです。

アトピー性皮膚炎の改善にお勧めのサプリメントにかんしての回答です

アメリカではアトピー性皮膚炎などのアレルギーには大きく分けると「5つの原因」があると言われています。

  1. 腸内の善玉菌乳酸菌腸内細菌)バランスの乱れによるビオチンビタミンH)の不足
  2. ビオチンビタミンH)を使って必須脂肪酸から消炎系のプロスタグランジンが作れない
  3. 免疫系の異常により、活性酸素が大量発生しそれを処理できない
  4. たんぱく質を消化する消化液の分泌が悪く、未消化のまま吸収される
  5. 亜鉛などの栄養素の不足により細胞分裂が鈍くなる

アメリカの実験では、1のビオチンビタミンH)の不足によるアトピー性皮膚炎症状の発症が一番高く、全体の40%前後でした。 この実験からも、初めてサプリメントを試されるアトピー性皮膚炎の方には、ビオチンが良いのではないかと思います。
まだ、アトピー性皮膚炎の治療ビオチンビタミンH)をお試しいただいていないようでしたら、まずビオチンからお試しいただくのが一番いいと思います。ビオチンは皮膚の基底細胞の下にある毛細血管を太くして血流を上げることが判っています。また、サラダ油であるリノール酸などをビオチンを使って変換して、ガンマリノレン酸(GLA)を作り消炎系のプロスタグランジンを作り出します。
また、一度に色々なアトピー性皮膚炎の治療サプリメントをお試しいただいてもいいのですが、そうすると、どれが本当に効いていたのかの判別が難しくなります。ただ、ビオチンビタミンH)とパントテン酸などの組み合わせは判断の妨げにはあまりなりませんので、出来るだけ早く効果を出したい、と言うことでしたら、ビオチンとパントテン酸の両方をお取りいただきますと、どちらも、炎症を抑えるように働きますので、より早くかゆみなどを取ることが出来ると思います。
パントテン酸は免疫の抑制効果のあるコルチソール(ステロイドホルモン)の分泌を活発にしてアトピー性皮膚炎で発生する皮膚に炎症を引き起こす、炎症系のプロスタグランジンの元である、アラキドン酸の生成を阻害してくれます。
原因をはっきりさせたいということでしたら、ビオチンビタミンH)だけお試しいただくと良いのではないでしょうか。ただ、ビオチンだけを長期間摂取してしまいますと、ビオチンを食べる悪玉菌が増えて、効果が出にくくなりますので、ビオチンを作ってくれる善玉菌のサプリメントとなる、アシドフィルス菌腸まで届く善玉菌12やそれら善玉菌のえさとなるりんごペクチンなどを合わせてお摂りいただくと良いと思います。
アレルギー体質改善といたしましては、ケルセチンがお勧めです。ケルセチンは、ヨーロッパでは医薬品に指定されているサプリメントで、アレルゲンに対する反応を穏やかにしてくれる効果が認められております。
スキンケアとしては、EPADHAオメガ3)とヒアルロン酸がいいと思います、また、かさつく部分のみに、部分的に塗布してご使用いただくと言うことでしたら、ヒアルロン酸ジェルがお勧めです。乾燥肌の方の場合は、ヒアルロン酸とEPAとDHA(オメガ3)を多めにお摂りいただくと良いと思います。ただ、自分で油分などを分泌するまでには時間がかかります、その間はスクワランオイルを塗って、外から油分を補ってあげてください。スクワランオイルはもともと皮膚で分泌されている成分のため、安全性にも優れていますし、角質層への浸透もいいため、即効性があります。また皮膚の深くまで浸透してくれるので、頻繁に塗る必要が無いため、皮膚のケアも楽になると思います。ただ、体内から改善するには時間がかかります、その間はスクワランオイルを塗って、外からも油分を補ってあげてください。スクワランオイルはもともと皮膚で分泌されている成分のため、安全性にも優れていますし、角質層への浸透もいいため、即効性があります。また皮膚の深くまで浸透してくれるので、頻繁に塗る必要が無いため、皮膚のケアも楽になると思います。
ご紹介いたしましたサプリメントの、摂取目安を明記いたしましたので、ご覧いただければと思います。

  • ビオチンビタミンH)--摂取目安
      • 1回1錠、1日3〜4回、水溶性のため尿と一緒に排泄されますので、6時間おきくらいで摂取するのが理想的です。ビオチンはその他4種類ほどご用意しておりますので、用途に合わせてお選びいただければと思います。
  • りんごペクチン
    • 摂取目安
      • 1回2〜6錠、1日3回毎食後、多めの水と一緒にお飲みください
  • アシドフィルス菌
    • 摂取目安
      • 1回3〜5錠、1日3回、食事の30分前に多目の水と一緒にお摂りください
  • パントテン酸
    • 摂取目安
      • 1日2〜3錠、食後に(常に体内にある状態にしたいため、摂る錠数に限らず、1日3〜4回に分けてお摂りください、1錠を割って摂る事も可能です)
  • ヒアルロン酸
    • 摂取目安
      • 1日1〜4回、1回1錠、食後にお摂りください。(胃酸で分解されない特殊加工がしてありますので、食後でも安心してお摂りいただけます。)

日本におけるヒアルロン酸低分子ヒアルロン酸が良いとされていますが、アメリカでは高分子ヒアルロン酸が良いとされています、これはどういうことかというと吸収と効果という違った角度からみて低分子、高分子といっているのです。例えば日本における低分子ヒアルロン酸が良いとしている理由ですが、高分子過ぎると小腸から吸収されなくなってしまうという方向から低分子が良いといっています。アメリカにおける高分子ヒアルロン酸が良いとしている理由ですが、低分子過ぎると水分をゼリー状にする能力が1/100以下になってしまうという方向から高分子が良いといっています。アメリカの高分子ヒアルロン酸と日本の低分子ヒアルロン酸の分子量はほぼ同じようです。見る角度が違っているだけなのです。
ただ、日本のヒアルロン酸の場合、胃酸で分解されないような加工が施していないものが多いようですので、ご注意いただければと思います。ヒアルロン酸は胃酸で分解されないような加工を施してあるかが、重要なポイントになります。胃酸で分解されないような加工を施していないと、逆に皮膚炎の原因にもなることがありますのでご注意下さい。弊社取り扱いのヒアルロン酸は、胃酸に触れないように、胃で溶けずに腸で溶ける特殊なカプセルに入っておりますので、安心して取ることが出来ます。
また、摂取目安等に関しての記述も、各商品の詳細ページに掲載させていただいておりますので、よろしければ、そちらもご覧ください。