喘息と慢性副鼻腔炎とサプリメント

喘息は落ち着きましたが、慢性副鼻腔炎がつらいです…

先日は、ケルセチンの摂取量についてご説明ありがとうございました。その後、喘息の症状に改善が見られたように感じております。ただ、季節の変わり目ということもあり、ここ2週間ほど慢性副鼻腔炎の状況が好ましくなく、鼻づまりなどがひどい状況です。ケセルチンと一緒に摂取するのであれば、ビオチンがよいのでしょうか?ご教示願います。 

慢性副鼻腔炎サプリメントに関する回答です

慢性副鼻腔炎の改善(治療)は、サプリメントによる栄養補給では時間かかりすぎてしまい、その間に症状を悪化させ、蓄膿症など、外科的手段がが必要になる可能性が高まります。慢性副鼻腔炎の治療には、極めて優秀な医薬品がありますので、まずは専門医を受診されることをおすすめします。
抗ヒスタミンの作用を持つケルセチンで喘息の軽減がみられているそうですので、ヒスタミンが過剰に生成されてしまう体質と、喘息と副鼻腔炎をお持ちということから、もともと粘膜が弱いために粘膜に炎症を起こしやすい体質であることが考えられます。ビオチンビタミンH)にも消炎効果は望めますが 喘息の発作(体内反応)はあまりにも急激すぎるため、ビオチンによる消炎系プロスタグランジンの生成促進ではスピードが追いつきません。もう少し直接的な部分に働くものの方が、お役に立てると思います。
アスタキサンチンは細胞膜に蓄積され、活性酸素から粘膜を守ってくれます。また、粘膜細胞に触れてきたヒスタミンを無毒化して、ウソのかゆみや炎症からも守ってくれますので、相乗効果が期待出来ます。
パントテン酸PABA(飲むUVカットとしてもおすすめです)とビタミンCの組み合わせは、副腎皮質を強化してコルチゾールステロイドホルモン)の分泌量を上げてくれます。アメリカでは、喘息の発作軽減に大きな実績があり、弊社でもたくさんの反響をいただいています。
同じく アメリカで喘息の改善に良く使われているものに、イチョウ葉エキス(テルペンラクトン)が挙げられます。アメリカでは、その高い改善効果から研究が進められ、最近では喘息以外のアレルギーの改善にも有効性が認められつつあり、脚光を浴びています。