掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の改善にお勧めのサプリメント

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の改善にお勧めのサプリメントにかんして

御社からビオチンを購入し飲ませていただいています。掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)でビオチンを飲み始めてから一時はよくなりかけたのですが、引越しやらできらせてしまい2週間ほど飲まないときがありました。その後また水泡ができたり、かゆみがでたりとビオチンをのんでもほとんどよくならない状態です。現在は5mを1日1カプセル寝る前に飲んでいますが、ホームページを見ていると1日2,3回飲んだほうがいいように書いてあったかと思います。もし問題がなければ朝と晩にしようかと思っていますがどうでしょうか。現在他のサプリメントマルチビタミンのようなものを飲んでいます。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の改善にお勧めのサプリメントにかんしての回答です

お話を伺いますに、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の改善にビオチンビタミンH)をお摂りになり、摂り始めの頃に、若干炎症が落ち着かれたそうですので、ビオチン不足が原因で発症している可能性は、極めて高いと思われます。ただ、改めて摂り始めたのに、一向にかゆみやのう胞などの症状が改善されないということは、一時期の中断があったことと、摂取量が少ないことで、ビオチンを餌とする悪玉菌が一気に増えて、更なるビオチンビタミンH)不足が引き起こされている可能性がございます。
アメリカでの多くの実験・研究報告から、ビオチンビタミンH)は腸内で充分生成出来ている方の場合、1日にだいたい20mg〜80mg程度は生成されている事が解っています。その為、1日20mg以上の摂取が望ましいとされています。ただ、水溶性で、尿として体外に排出されやすいため、1回1錠を、朝・昼・夕食後と、就寝前の、1日4回に分けて摂取します。お気をつけ頂く点としましては、途切れ途切れに摂ると、結果が出辛くなるという実験結果がありますので、まずは、「摂ったり摂らなかったり」ではなく、継続してお摂り頂くことですね。朝・晩の1日2回という事でしたら、若干価格が高めですがビオチン・タイムリリース尋常性乾癬などの乾癬にもどうぞ)(2回に分かれて溶け出すタイプ)を、朝・夕食後に、2錠ずつお摂り頂くと良いと思います。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の改善において、ビオチンビタミンH)を摂る目的は、体内でビオチンからガンマリノレン酸(GLA)を作り、炎症を抑えることです。ビオチン不足で掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)などのアレルギーを起こしている方は、全体の約4割といわれていて、ビオチンを摂ることで、体内でガンマリノレン酸を作れるようになり、ガンマリノレン酸から消炎系プロスタグランジンが作られて、炎症が抑制出来るようになります。このような方は、腸内環境の改善を行ない、体内で充分量のビオチンを生成出来るようになれば、ビオチンビタミンH)の摂取を終了する事が可能ですので、ビオチンの摂取と合わせて、アシドフィルス菌腸まで届く善玉菌12のような善玉菌乳酸菌腸内細菌)の摂取をしていかれると良いと思います。
便秘がち・下痢がち・詰まったり下ったりを繰り返す方はもとより、便通にトラブルをお持ちでない方でも、腸内環境が良いとは限りません、むしろ、今の日本人の食生活を考えますと、大部分の方が、悪玉菌優勢の腸内環境にあると考えられます。腸内環境が悪いと、全身の免疫機構が過敏になり、本来無害な筈のアレルゲンに、過剰反応しやすくなる事が解明されていますので、それを防ぐためにも、腸内改善は有効な手段です。
腸内環境の改善は、摂取する菌株の種類や量と、改善速度がある程度比例しますので、若干差が出てきますが、大体1〜2年ほどで完了し、後は1年に1〜2本程度、善玉菌乳酸菌腸内細菌)のサプリメントを補えば済むようになります。腸内環境の改善には善玉菌サプリメント食物繊維サプリメントを使います。
ビオチンビタミンH)は、マルチビタミンなどのベースサプリメントや、漢方薬や医薬品との併用による、吸収阻害・効果の相殺・有害な反応などは、一切ございませんので、どうぞご安心下さいませ。善玉菌サプリメントは風邪などのときに処方される抗生物質との併用はお避け下さい。これは抗生物質の作用で、せっかく摂った善玉菌が死んでしまい、もったいないということです。薬の効果を減ずるものではありません。どうぞ安心してサプリメントをお摂り下さい。