アトピー性皮膚炎とサプリメント

限られた予算で最優先するアトピー性皮膚炎のサプリメントにかんして

初めまして、十代後半の女性です。私はアトピー性皮膚炎で、10年以上に亘りステロイド剤を使ってきたのですが、5年前位から皮膚が薄くなり、今では太い血管も毛細血管もはっきり見える位にまでなってしまいました。皮膚が薄くなったことに関係があると思うのですが、肌が赤くなり(特に顔と手)、暑い時は真っ赤になります。また、皮膚もゴワゴワ、ガサガサしており、皺が酷い状態です。これはステロイド剤のせいでは、と思い、皮膚科でステロイド剤の入っていない薬を出してもらったこともありますが、ステロイドリバウンドがおきてしまい、結局元のステロイド剤を塗ることになりました。そんな時にこちらのサイトを発見し、サプリメントを摂取してみようかと思いました。分からない点について幾つか質問させて頂きたいと思います。予算の関係から、一ヶ月4000円以内に抑えたいと思っています。私の症状的にEPAとDHA(オメガ3)が一番良いのではと考えていますが、それよりも摂るべきサプリメントがあれば教えて頂きたいと思います。摂取量と時間帯も教えて頂けると助かります。また、予算は超えてしまっても、このサプリメントは飲んだ方が良いというものがあれば教えて下さい。あと、EPAとDHAを摂取する場合、一日に合わせて2g以上サプリメントから摂取してはいけないと読んだことがありました。一日に8粒飲むと2gを超えてしまうと思うのですが、大丈夫なのでしょうか。

限られた予算で最優先するアトピー性皮膚炎のサプリメントにかんしての回答です。

アトピー性皮膚炎の改善に関するご質問ですね。月々のご予算が4,000円程度ということと、現在のお客様の状況から、まず不可欠だと思われるEPAをおすすめします。EPAが充分に分泌された角質層が6〜8層形成されると、EPAが皮膚の油分(うるおい)となり、肌を乾燥から守ってくれるようになりますし、角質層の穴が減って表皮からアレルゲンを取り込みにくくなっていきます。また、EPAは炎症系ホルモンの原料であるアラキドン酸の生成を阻害してくれるため、過剰生成阻害による消炎効果も多少期待出来ます。これらの目的でEPAを摂る場合、通常の健康維持目的の摂取量の2〜4倍必要ですので、弊社取扱のオメガ3であれば、出来れば1日4粒、1瓶1ヶ月目安となります。アメリカでは1日最大8粒摂らせる医師が多く、1日の上限2gといった問題は指摘されていません。(あくまでアメリカの栄養学・医学の見地からご紹介している情報のため、日本の情報とかみ合わない部分が多々あるかと存じますが、少なくとも日本より30年は進んでいるアメリカの栄養学的・医学的データでは、2gという上限は述べられていない、ということです)
ご予算をオーバーしてしまうので、おすすめしづらいのですが、このEPAをきちんと皮下組織に届けたり、皮膚の再生を促進したり、炎症をきちんと抑えられるようにするためには、どうしてもビオチンビタミンH)が必要になります。そのビオチンは本来腸内に居る善玉菌が生成したものを生理作用に使っているため、腸内できちんとビオチンを作れるように腸内環境を改善する必要もあります。何はともあれ今は最もつらい炎症を抑えるのが第一義ですので、ご予算の範囲は少々超えてしまいますが、炎症を抑えて皮膚の再生を最優先する意味で、EPAビオチンビタミンH)の組み合わせをおすすめします。恐らく処方されている医薬品ともバッチリ協働してくれるはずです。