膝関節痛とコンドロイチングルコサミン

膝関節痛と原因不明の腕の痺れにかんして

60代前半の母から、膝関節が痛いのでコンドロイチンを買ってほしいと頼まれておりますが、こちらのグルコサミンとコンドロイチンは副作用などはありませんか?母は少し胃が弱いほうでよく胃薬を飲んでいます。また、コレステロール値が高いので医者から処方された薬を飲んでいます。飲み合わせはどうなんでしょう?私は抵抗ないのですが、アメリカ製ということで年寄りに飲ませても大丈夫かどうか少し心配です。膝は一度水を抜いています。それから医者には行っていませんが、市販のコンドロイチンを飲んでいますがまあまだそうで・・・。今回コンドロイチン、グルコサミンの含有量が日本のものより高いみたいなので目に止まりました。また、MSMサプリメントの副作用はいかがでしょう?一緒に併用したいと思っています。それと、力仕事をしたわけでもないのに、朝起きると両腕(肘から先)がしびれてしばらく何時間か続くようで、寝る前に冷感湿布を貼って寝ると多少はいいみたいですが、貼り忘れると夜中にしびれで痛くて目が覚めるようです。何かこちらに関してもおすすめのサプリメントがありますか?

膝関節痛と原因不明の腕の痺れにかんしての回答です

まず膝関節痛(変形性膝関節症)の改善についてです。
グルコサミンとコンドロイチンMSMサプリメントも、大粒のタブレットのため若干飲み込みにくいかもしれませんが、特に過剰症の報告や医薬品との併用禁忌は出ておりません。動脈硬化の予防と改善にもなりますので、おすすめです。
アメリカで5000万人いると言われる変形性膝関節症の改善には、軟骨の材料となるコンドロイチングルコサミン、コラーゲンの材料となるMSM、関節の潤滑油となるEPAヒアルロン酸を組み合わせるほか、新陳代謝を高めて造骨細胞の細胞分裂を促進させるために、亜鉛ビタミンCビタミンB群を組み合わせて、高い実績を挙げています。これらはごくごく基本的な必須栄養素ですが、吸収力が落ちたり食事から摂る量が減ってくると、細胞分裂が鈍化したり、細胞のミスコピーが増えて、いわゆる「老化」の一因となります。
軟骨の再形成には時間がかかりますし、少しずつ出来てくる軟骨も、潤滑油が少ないと摩擦ですぐに減ってしまい、なかなか痛みの軽減に繋がりません。早く痛みを軽くするなら、整形外科などでヒアルロン酸注射を受けられると良いでしょう。健康保険が適用されますので、費用もさほどかかりません。アメリカでは、経口補給する関節の潤滑油としては、ヒアルロン酸よりEPAの方が人気があります。EPAのほうがヒアルロン酸より摩擦係数が低いので、潤滑油としての効果が高い上、ヒアルロン酸より多機能で低価格なため、大量摂取がしやすいのが魅力のようです。中性脂肪を減らす働きもあるのでおすすめです。最も即効性の高いヒアルロン酸注射で摩擦を軽減してから、グルコサミンとコンドロイチンで軟骨を作りつつ、EPAの経口補給で更に潤滑性を高めてあげると良いと思います。
続きまして、寝ている間に発生する下腕の痺れや痛みについてですが、静脈瘤、もしくは静脈に大きな負荷がかかっていることが考えられます。成長ホルモンの原料となるアミノ酸ダイエットを摂り、簡単な無酸素運動をすることで、動脈硬化の危険性を下げることと、血中脂質を運動エネルギーとして使えるようにしてあげることが大切です。無酸素運動は数回の腕立て伏せや腹筋など、気がついたときにちょこちょこっと行なって頂く程度で充分です。