善玉菌サプリメントでカンジダ対策

カンジダ対策のサプリメントの種類を減らすことにかんして

いつもアドバイスをありがとうございます。先日カンジダ膣炎の対策でいくつかのサプリメントをご紹介いただきましたが、やはりたくさん飲むのは大変ですし、金銭的にもきついです。まず善玉菌サプリメントで腸内環境を整えてから、MSMやEPAなど摂りたいなと思っているのですが、善玉菌サプリメントは一ヵ月に二本目安に飲んだら、改善期間も短くなり一年程度で改善できますか?

カンジダ対策のサプリメントの種類を減らすことにかんしての回答です

善玉菌サプリメントによる腸内環境の改善が終わると、カンジダ菌が生きて通り抜けるのがまず不可能なほど乳酸などが豊富に分泌されるようになるので、それから皮膚や粘膜を強くする方にシフトすれば良いと思います。途中で感染症を起こしてしまったら、それは医薬品で対処していきます。腸内環境の改善が終わってもまだカンジダ感染が続くようなら、これは皮膚や粘膜が薄く弱い体質のせいと判断出来るので、そこでEPAMSMを足すという方法でもいいですね。実際にそういう体質の方は、将来的に乾燥肌や脂性肌、シミが目立ちやすいなどの肌トラブルを起こしやすいので、感染症の有無に関わらず、スキンケア目的でお摂りになっても良いと思います。
腸内環境の改善には2つの目的があります。ひとつは食べ物などで口から入ってくるカンジダ菌を、善玉菌の乳酸で滅菌出来るようにすることです。もうひとつは、皮膚や粘膜を守るTh2細胞(ヘルパーT細胞の一種・白血球)の働きを正常化することです。腸の中に善玉菌が増えるとTh1とTh2のバランスが正常化され、皮膚や粘膜に食い込もうとするカンジダ菌などの雑菌を白血球の力で阻止出来るようになります。
改善に1年から2年はかかりますが、一度改善してしまえば、放置していても1年くらいはそのままの状態で、いずれ徐々に悪い方に戻っていきます。悪化してしまったらまたやり直しなので、年に1本くらい善玉菌サプリメントを摂取して、良い状態を保っていく方法に人気があります。
善玉菌サプリメントの摂取量と腸内環境の改善速度はある程度比例することがわかっていますので、しばらくは善玉菌一本に絞って大量摂取を行うのも良い方法ですね。極端な話ですが、1日1粒を100日続けるのと、1日で100粒摂るのとが、ほぼ同等と言われています。(※本当にやったらお腹を壊します。)ですので、単純に摂取量を倍にすれば改善速度も倍(=改善にかかる期間が半減)になります。ただし、腸内環境の改善速度は、腸内の様子や食生活、他に持っている体質などに大きく左右され、必ずしも1年で終わるとは限りません。1日3〜4粒の摂取量を1年続けて、例えば便臭やオナラの臭いが薄くなったり、カンジダ感染症を起こさなくなったなどの変化がみられるかどうかで判断して下さい。