アレルギー症状
アレルギーの炎症抑制にお勧めのサプリメントについて
こんにちは。はじめてメールします。現在、50代です。40歳の時喘息になり、アドエア（吸入薬）を使用しています。
全身の症状は、皮膚のかゆみ、じんましん、腸が張る、好酸球性中耳炎で聞こえが悪い、耳だれがでる、花粉症、鼻ポリープ、蓄膿症、鼻づまり、匂いがわからない、ということで、２度手術をしました。匂いは、今もほとんど、わかりません。昨年、動物性たんぱく質の食品を控えたところ、じんましんは、ほとんどなくなりました。
どきどきは、かゆいですけど。
この間から、パントテン酸、ビタミンＣ、ケルセチンを飲んでいますが、まだ、効果がなく、症状は、悪化しています。
ブロメラインを注文していますが、なにを飲んだら効果が早く出るか迷っているので、よろしくお願いします。
アレルギーの炎症抑制にお勧めのサプリメントについての回答です
動物性たんぱく質を控えて蕁麻疹が出なくなったということは、たんぱく質消化酵素の分泌不足体質が疑われますので、ブロメラインが効く可能性は高いと思います。
ケルセチンとブロメラインは、アレルギー 症状が粘膜に出る方に最もよく使われる炎症抑制系サプリメントですが、医薬品のように飲んですぐ変化が出ることは少なく、少なくとも充分な量を２、３ヶ月は摂って、体質に合う・合わないを判断します。
あとは、出来れば根本的な体質改善として、善玉菌（乳酸菌などの腸内細菌）サプリメントによる腸内環境の改善をプラスして頂きたいと思います。
腸内環境を改善することにより、Ｔｈ２細胞が減りＴｈ１細胞が増えて、アレルギー症状や蕁麻疹の引き金となるＴｈ２細胞の勘違いが起こらなくなりますし、腸内の免疫機構の働きが正常化するので、本来無害なアレルゲンに過敏に反応しなくなり、グロブリンの大量生成も起こらなくなるため、それによって引き起こされるヒスタミンの過剰放出も起きなくなります。
また、炎症を抑えるホルモンの原料となるビオチンや、副腎皮質を守りコルチゾール（ステロイドホルモン）の分泌を促進し、炎症を起こすホルモンがたくさん作られる過程を阻害出来るようにするパントテン酸など、炎症抑制に必要な成分も充分に腸内で生成されるようになり、炎症体質が改善されます。
つまり、最も重要な根本的な体質改善は、腸内環境の改善ということになります。
パントテン酸は最終的に必要となるものではありますが、炎症抑制などの体感効果が殆どない上、腸内環境が悪玉菌優勢でグロブリンやヒスタミンの大量生成が起きているうちは、望んでいるほどには改善が進まないため、ご予算のご都合などおありでしたら一旦後回しにして頂き、腸内環境の改善を優先して頂きたいと思います。
