掌せき膿胞症の治療

掌蹠膿疱症掌蹠膿疱症性骨関節炎


先日、そちらでビオチンのサプリメントを購入させて頂きました。
母はいくつかの皮膚科に行きましたが、爪水虫だと判断され、薬を頂きましたが治らず、逆に体調が悪くなるばかりでした。
爪の中や指に膿ができ、そのような状態が今現在で6年も続いております。
ネットで調べて行くと『掌蹠膿疱症』ではないかと思い、サプリメントを購入しました。
やはり6年も患っている物ですので、すぐに改善されると言う事は難しいですが、少しずつですが効果が出てきているようです・・・


しかし母が関節、骨が痛いと言うようになり、その痛みが酷くなって来ているようです。
多分『掌蹠膿疱症性骨関節炎』だと思うのですが、関節や骨の痛みを改善する為に、先日、購入させて頂きましたビオチンと併用して飲むサプリメントを教えて頂けないでしょうか。
どうぞよろしくお願い致します。

掌蹠膿疱症掌蹠膿疱症性骨関節炎の回答です


掌蹠膿疱症掌蹠膿疱症性骨関節炎に関するご質問ですね。


掌蹠膿疱症の改善では、まず、最重要課題である腸内環境の改善用に善玉菌乳酸菌などの腸内細菌サプリメントと、薄い角質層を正常化し、皮膚バリアを正常に機能させるためのEPA、炎症抑制ホルモンの生成を促すほか、皮下組織の毛細血管を太くして血流を高め、皮膚に必要な栄養素を届けやすくしたり、新陳代謝で出た老廃物を流し去りやすくするビオチン、この3つのサプリメントが基本となります。
アメリカの殆どのアレルギー内科医が、医薬品と共にこの3つを使って、掌蹠膿疱症などのアレルギー体質改善に当たっています。


その中でも、特に善玉菌による腸内環境の改善は、最も重要なポイントです。
腸内でビオチンを充分に生成出来るようにすることで、同時に消炎系ホルモンも充分合成できるようになりますし、腸内の免疫機構の働きが穏やかになれば、本来無害なはずのアレルゲンへの過剰反応を起こさなくなり、それによってグロブリンの大量分泌も起こらなくなりますし、ひいてはウソの痒みや炎症を起こさせるヒスタミンの生成量も減ってきます。
関節の変形が起きる前であれば、ビオチンで炎症抑制ホルモンの生成量が増えると、膿疱だけでなく骨膜炎も抑えられるようになり、同時に痛みも軽減される可能性はあります。


掌蹠膿疱症で骨膜炎や骨関節炎の痛みをお持ちのお客様からは、ロキソニンで鎮痛がうまくいっているというお声を良く伺いますので、もし現在処方を受けられている鎮痛消炎薬で痛みが治まらないようでしたら、一度お医者様にご相談頂くと良いと思います。
ロキソニンは一般的に胃を荒らす事が多いと言われているため、ムコスタ等の胃薬と一緒に処方されることが多いのが特徴です。
その他、角質層の改善中は、出来るだけ新たな炎症を起こさない・穴を開けないことが重要ですので、ステロイド剤や抗ヒスタミン薬などの処方を受けながら、改善を進めて行って下さい。