アレルギー性鼻炎におすすめのサプリメント
アレルギー性鼻炎におすすめのサプリメントについての回答です
アレルギー性鼻炎の改善とサプリメントに関するご質問ですね。
アメリカでは、医療現場に栄養学がガッチリ組み込まれていますので、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン剤、ステロイド剤などを処方しながら、治療と同時に必要となる体質改善の説明をきちんと行ない、体質改善で摂るべきサプリメントの指導もしています。
その中でも、特に腸内環境の改善は、最も重要なポイントです。
腸内でビオチンを充分に生成出来るようにすることで、同時に消炎系ホルモンも充分合成できるようになりますし、腸内の免疫機構の働きが穏やかになれば、本来無害なはずのアレルゲンへの過剰反応を起こさなくなり、それによってグロブリンの大量分泌も起こらなくなりますし、ひいてはウソの痒みや鼻炎などの炎症を起こさせるヒスタミンの生成量も減ってきます。
アレルギー性鼻炎の症状を抑える(炎症抑制)ものは、ブロメラインとケルセチンです。
また、壊れやすく炎症が慢性化しやすい粘膜を強化してあげるものとして、EPAとDHA(オメガ3)やMSMサプリメントがあげられます。
そして、最も重要課題である腸内環境の改善には、善玉菌サプリメントを使います。
即効性の高い処方薬で症状を緩和させながら、2〜3年の時間をかけてこの3本柱の体質改善を行なうことで、アレルゲン情報はリセットされ反応しなくなりますし、粘膜も厚く丈夫になるなど、見た目には殆ど完治したかと思えるくらいのところまでいけるはずです。
これらのサプリメントは、それぞれが働く部位が違います為、全て併用して頂くのがベストなのですが、継続摂取が必要なものも多く、大量の錠剤をザラザラ摂るストレスや、ご予算のご都合もあるかと思います。
優先順位はブロメライン、善玉菌、EPAとDHA(オメガ3)、MSMサプリメント、ケルセチンです。
出来ればMSMまでは摂って頂きたいと思います。
ケルセチンはよく花粉症のシーズン中に使われるのですが、無くても良いです。
体質改善が進んで症状がある程度消えたら、パントテン酸(副腎皮質)やケルセチン(ヒスタミン過剰分泌体質)など、他の部分の改善にシフトしていかれることをおすすめします。