花粉症とアレルギー体質改善のためのサプリメント

子供の花粉症とアレルギー体質改善のためのサプリメント

両親とも花粉症なのですが、3歳の子どもが今年花粉症を悪化させてしまい困っています。元々生後すぐにひどいアトピー性皮膚炎・食物アレルギーが出て、食事療法で2歳くらいまでにお肌の状態は安定しました。しかしアレルギー体質は完全に治っておらず、いつもは鼻水・少し目を痒そうにするくらいだったのが、今年は杉・ヒノキが終わっても瞬きばかりして、目をこすっています。近々アレルゲンをつきとめに病院に行くつもりですが、普段の生活に症状を緩和する・アレルギー体質改善をするサプリメントがあれば取り入れたいと思っています。小さな子どもで摂取できる効果のあるサプリメントをご紹介いただけませんでしょうか?

子供の花粉症とアレルギー体質改善のためのサプリメントの回答です

花粉症の方のアレルギー体質改善に関するご質問ですね。
まず、ご両親様はもとより、小さなお子様にも安全にお摂り頂けて、尚且つ、アレルギー体質改善において効果の高いものとして、アレルギーの体質そのものを改善するケルセチンと、副腎皮質を強化してステロイドホルモンの分泌量を増やす、ビタミンBの一種・パントテン酸が挙げられます。
ケルセチンはもともと、欧米では枯草熱(花粉症)の特効薬として人気を誇ってきた成分で、ドイツでは医薬品として認められています。花粉症対策として、シーズン中だけ摂れば良いとされる一方、根本的なアレルギー体質改善の為には、1〜2年程度の通年摂取が推奨されています(卒業出来るタイプです)。基準体重60kg(45kg〜75kg)で、1日の摂取目安は4500mgです。75mgにお子様の体重(kg)を掛けて、1日の摂取量を算出して下さい。カプセルを開けて、中の粉末だけをお摂り頂く事も可能です。美しいレモン色の粉末で、爽やかな酸っぱい香りがしますが、味はありません。オレンジジュースなどに混ぜると、摂取がラクかと思います。
パントテン酸は、ローヤルゼリーの主成分のひとつです。副腎皮質の疲弊を防いだり機能を強化して、ステロイドホルモンの分泌を促進し、全身の炎症抑制に働きます。基準体重60kg(45kg〜75kg)で、1日の摂取目安は2000mgです。34mgにお子様の体重(kg)を掛けて、1日の摂取量を算出して下さい。大きなタブレット状ですので、刃の薄いカッターなどで適宜割ってお摂り下さい。また、コンビニ売りのお菓子でも充分ですので、ビタミンCを組合せると、副腎皮質の強化の部分で優れた協働効果が得られます。
お話を伺いますに、赤ちゃんの頃から重篤アトピー性皮膚炎症状が出ていた等、お子様がアレルギー体質であることは間違いないと思いますので、免疫機構の暴走を防ぎ、本来無害なアレルゲンに過剰反応しないよう、腸内環境を整える事(腸内改善)を、お勧め致します。本来は、多種多様な善玉菌を、大量に補給出来る腸まで届く善玉菌12をお勧めしたいのですが、カプセルが大きいため、小さなお子様には嚥下が難しいかもしれませんので、カプセルが小さい上、開けて摂っても4〜6割が生きて腸まで届く、アシドフィルス菌をお勧め致します。腸内改善は年単位の時間がかかりますが、ケルセチンと同じように、1〜2年程度で改善が完了し、ほぼ卒業が可能な改善です。また、アシドフィルス菌が腸内で生成するビオチンビタミンH)は、パントテン酸とは違った部分で、炎症を抑制する働きがありますので、相乗効果を狙えると思います、出来るだけお腹が空いている時間帯に、2〜3錠程度お摂り下さい。
症状を抑える部分の即効性タイプと致しましては、たんぱく質消化酵素であるブロメラインがあるのですが、こちらは小さなお子様の摂取はお勧め致しかねます。ご両親様の症状緩和のご参考に、ご紹介させて頂きます。鼻炎や目のかゆみの原因である、毛細血管に詰まったたんぱく質を溶かして除去する働きと、アレルゲンとなっている未消化の花粉をきちんと消化して、腸内の免疫機構が異物判定を下せないようにする、二つの面で働きます。