大人ニキビ 原因と対策

大人のニキビとアシドフィルス菌

いい年齢になって今さらニキビに悩んでいます。ネットで見たのですが、アシドフィルス菌はニキビ改善に役立ちますか?また、外国製(アメリカ製)ということで心配なのですが、大丈夫ですか?

大人ニキビの改善に関する回答です

ニキビが出来やすい原因は幾つかあり、原因に合致したサプリメントで改善がみられることはありますが、この原因は外見から把握することが難しいため、「これなら誰にでも一番!」というものは残念ながらありません。ニキビやニキビ痕の改善に良く使われるサプリメントを、幾つかご紹介致しますので、ご自分の体質に合いそうなものをお選び頂ければと思います。
ニキビの改善で最も良く使われるのは、ベータカロチンです。ビタミンAベータカロチンリコピンルテインアスタキサンチンなどの総称)は皮膚の基底細胞の細胞分裂を正常化し、お肌を良い状態に保つのに不可欠の栄養素です。但し、若年層(十代〜二十代前半)の方の場合、新陳代謝の亢進によりニキビが悪化するケースも報告されていますので、
症状が悪化した時は、摂取を中止して下さい。
出来たニキビやその周囲が痒い場合は、ブロメラインたんぱく質消化酵素)の分泌が元々少ない可能性が考えられます。このようなタイプの方は、ブロメラインの経口補給で、かなり改善がみられるようです。花粉症をお持ちですとか、お肉料理をたくさん食べた後、いつまでもお腹がもたれる感じがおありでしたら、このタイプの可能性があります。
大人ニキビの直接の原因は、皮膚にいるアクネ菌です。通常は、皮脂に含まれる成分や肌の免疫細胞が、雑菌を殺菌・繁殖を防止し、皮膚を炎症から守っているのですが、身体の免疫力が落ちていると、アクネ菌に勝てなくなり、ニキビが出来やすくなってしまうことが解明されています。特に「大人ニキビ」が出やすい方は、免疫力が落ちている可能性が極めて高いそうで、免疫力アップのためのエキナセアビタミンB亜鉛を摂り、免疫力を高めていくことで、ニキビもかなり改善されると報告されています。
同じくアクネ菌の繁殖防止・殺菌と、吹き出物の原因の一因となる腸内悪玉細菌が出す有毒物質を抑えるという二つの方向からニキビを改善するものとして、腸内環境の正常化が挙げられます。ヘルパーT細胞のTh1・Th2のバランスが崩れ、Th2細胞が多く、Th1細胞が少ない状態ですと、皮膚表面の雑菌を殺菌しきれず、ニキビが出来やすくなります。また、悪玉菌が出すインドールなどの毒物も、身体の内側から吹き出物を作る原因となります。これら二つの面からお肌を守る、腸内環境を改善するサプリメントとして、
現在脚光を浴びているのが、今回お問い合わせ頂いたアシドフィルス菌です。アシドフィルス菌は、Th2細胞のアポトーシスを促進する物質を分泌したり、肌のビタミンと呼ばれるビオチンビタミンH)をたくさん作る性質があります。Th1細胞・Th2細胞とアシドフィルス菌については、弊社メールマガジンのバックナンバーにて、詳しく述べておりますので、宜しければこちらをご覧下さい。(こちらのページの中では、花粉症の対策として説明しています)
ニキビ痕(色素沈着)の改善では、ビタミンBのひとつであるPABA(飲むUVカットとしてもおすすめです)の大量摂取や、美白で有名なL-システインビタミンCの組合せが良く使われています。L−システインは、黒色メラニンの生成を抑制したり、出来てしまった黒色メラニンを白色メラニンに変えて、目立たなくさせるという働き方をします。実際に私自身はシステインとビタミンCを摂っていますが、吹き出物が潰れた後の傷の治りが早く、跡が残らなくなったので、かなり満足しています。(他の栄養素もたくさん摂っているので、協働のおかげもありますが…)
たくさんのサプリメントを並べてしまいましたので、却って迷われることもおありかと思いますが、先に申しました通り、ご自身の状態に照らし合わせて、お選び頂ければと思います。もちろん組み合わせて頂けば、より広い範囲の原因をカバー出来ますし、相乗効果も高いものが多いのでおすすめです。(今回ご紹介したサプリメントは、全て併用禁忌はありません)
弊社では、アメリカで発売されてから3年以上経過し、今も尚大量に売れ続けている商品のみを採用しています。(実際には5年・10年以上経過しているものが殆どです)サプリメント人口1億4千万人というサプリメント大国であるアメリカで、サプリメントによる問題が起きる場合、大抵は、発売後半年〜1年以内に発覚しています。また、アメリカは訴訟国家でもありますから、嘘やごまかし・不正がないよう、厳しくメーカーを監視する民間団体がいくつもありますし、摂取によるトラブルが発生した場合は、国家機関であるFDAアメリカ食品医薬品局)から、製造・販売の禁止命令と、国民への注意喚起が出されます。こういった厳しい環境の中で、何年にもにわたり、膨大なアメリカ人の臨床実験(語弊はありますが)を経て、今尚売れ続けている人気商品は、極めて効果と安全性が高いと考えています。