掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の改善にお勧めのサプリメント

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の改善にお勧めのサプリメントにかんして

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の治療のため、2ヵ月半前からビオチンとヒアルロン酸を飲み始めました。最初の1ヶ月間でかなり症状が改善され、嬉しく思っております。その後、症状が悪化することはありませんが、変化のない状態が続いております。今後もビオチンとヒアルロン酸を飲み続けた方が良いのか、また違ったお勧めの商品がございましたらご紹介くださいませ。(ビオチンはまだしばらく続けたいと思っておりますが、ヒアルロン酸を変更したほうが良いのか迷っております)かゆみも多少緩和されていますが、もし、痒みがなくなるようなものがあれば随分楽になると思います。そろそろ注文時期なのでよろしくお願いいたします。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の改善にお勧めのサプリメントにかんしての回答です

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)ビオチンビタミンH)とヒアルロン酸をお摂りと言うことですね。ビオチンである程度改善がみられたという事は、ビオチン不足が原因で症状が出ていると考えて差し支えないと思います。ビオチンで結果が出ている方は、ビオチンを摂りながら、善玉菌乳酸菌腸内細菌)のサプリメント食物繊維サプリメントで、腸内環境の改善を行います。腸内が善玉菌優勢の良い環境になり、腸内でビオチンがたくさん生成されるようになれば、いずれビオチンビタミンH)の摂取は終了することが出来ます。腸内環境の改善も、大体1〜2年程度で終了し、後は、1年に1本程度善玉菌サプリメントを補給すれば済むようになります。(風邪などで抗生物質を飲まれた場合は、善玉菌も死んでしまいますので、抗生物質の摂取が終わってから、少し多目の善玉菌サプリメントを摂られると良いと思います。)お勧めは腸まで届く善玉菌12なのですが、価格的に難しい場合は、アシドフィルス菌でも良いかと思います。
また、現在お摂り頂いているヒアルロン酸で、薄くなった皮膚を厚くして、表皮からアレルゲンを取り込みにくくします。ヒアルロン酸の分泌量は、増える事がないのですが、大体1〜2年程で、皮膚の厚さが充分改善されたと感じたら、後は通常のスキンケアに使用する程度に、摂取量を減らすことは可能です。ただ、ヒアルロン酸だけの摂取より、EPADHAオメガ3)を一緒に摂られたほうが良いと思います。皮膚の油分を補うことで、より健康で丈夫な皮膚を作ってくれますし、炎症の抑制もしてくれます。
酷い炎症や痒みの強い部分には、もしステロイド剤を処方されているようでしたら、薄く塗布して、様子を見て下さい。サプリメントによる、炎症・体質改善を行う場合でも、酷い炎症やかゆみを抑えるのに、ステロイド剤を併用する事は、アメリカの栄養学者達も、効果を認めておりますし、連続使用や使い過ぎにさえ気をつけて頂けましたら、良い効果を得られると思います。ただし、ステロイドをお使いの場合(過去に使ったことがある場合も含む)はパントテン酸をお取りいただいたほうがいいと思います。外からのステロイドにより、ご自身の副腎が休んでしまい、自分でステロイドを作る能力が落ちてしまいます。副腎が弱った状態で、ステロイドの使用を中止してしまいますと、ステロイドリバウンドを起こしてしまいますので、そうならないためにもパントテン酸の摂取で、副腎を強化してあげて下さい。
ある程度炎症が抑えられてきたらで結構ですので、その後は根本的なアレルギー体質改善を目指すべく、ケルセチンをお勧め致します。ケルセチンは、効果を得るまでに、1年くらいかかるのですが、体内の免疫機構の働きを緩やかにして、本来無害であるアレルゲンに異常反応しないよう、改善してくれます。その優れた改善効果から、ドイツではアレルギー治療薬として医薬品認定されています。
今回ご紹介したサプリメントを全部いっぺんに摂る必要はありません、まずビオチンビタミンH)と善玉菌乳酸菌腸内細菌サプリメントヒアルロン酸EPADHAオメガ3)で炎症を抑制し皮膚を丈夫にしていきます。ある程度改善が進んだら、パントテン酸ケルセチンを摂る。と言うことで大丈夫だと思います。もちろん、御予算に余裕があれば全部一度にお取りいただいても結構ですが、サプリメントでの改善は最低でも6ヶ月はかかります。長期摂取を念頭に、お摂りいただくと良いと思います。