掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の改善にお勧めのサプリメント

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の改善にお勧めのサプリメントにかんして

私は、昨年4月ごろ、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)骨関節炎を発症しました。始めは原因も病名も分からず、皮膚科と整形外科を行ったり来たりの毎日でした。ふとしたきっかけから、偶然にも自分の病気の事をインターネットで知り、この病気の名医とされる先生のいる秋田へ向かったのは、昨年9月。発症してから5ヶ月たった頃でした。先生にかかってから現在に至るまで、「ビオチン散フソー0.2%」「ミヤBM細粒」「シナール」を飲み続けています。もう飲み始めて、1年3ヶ月になろうとしています。ですが、いまだ目立った効果は現れず、骨の痛みも手足ののうほうも、いまだ消えることはありません。
そんな状況の中、こちらのHPを偶然見つけ、色々読ませていただきました。すごく勉強になりましたし、ビオチンビタミンH)だけをひたすらとっていても、ダメなのかもしれない、と思い出来ることから、ためしてみたい!と思い、メールしました。私の場合、ビオチンは病院からもらっているので、あと他に何かプラスするとしたら、どんなサプリメントがいいのでしょうか?自分的には、腸内の環境が余りよくなく、ビオチン効果が思わしくないのでは、と思っています。ですので、腸の中に効くサプリメントがあれば、是非教えてください。(悪玉菌が多いようです)

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の改善にお勧めのサプリメントにかんしての回答です

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)(骨関節炎)の改善の為に、お医者様から、ビオチン散(ビオチン)・ミヤBM(活性酪酸菌製剤)・シナール(ビタミンC製剤)の処方を受けていらっしゃるのですね。私共が、お医者様の処方に口を挟むべきではないのですが、ビオチンビタミンH)の日本での処方量は、アメリカで基準とされている摂取量の1/7程度の量しかなく、本当にビオチン不足が原因でないのかどうか、アメリカの栄養学を基準とした場合、現時点での判断はつけられません。医薬品のビオチン散は、1gにつきビオチン2mg含有とされていて、通常の一包は0.5gですから、1日の処方量はビオチンそのものにすると3mgということになります。アメリカでビオチンによる皮膚炎改善を試す場合、1日20mg以上の摂取が望ましいとされています。サプリメントを追加して、総摂取量を増やす事により、炎症体質の改善が行なわれる可能性が高くなると思います。ビオチンビタミンH)は元々腸内の善玉菌が生成する物質で、水溶性のため極めて体外に排出されやすい性質があります。過剰症の心配は一切ございませんので、どうぞご安心下さいませ。
ビオチンビタミンH)の不足で炎症を起こしている方は、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)などのアレルギーと言われる方の約4割といわれています。アメリカでの多くの実験結果から、1日20mgの摂取量を目安に、3ヶ月から半年ほど試してみて、全く何の変化も出なかった場合は、ビオチン不足以外の原因で炎症が発症していると考え、他方向からのアプローチを試みます。炎症の軽減や激化など、多少なりとも変化が見られた場合は、ビオチン不足が原因で炎症を起こしていると断定し、腸内でビオチンを生成出来るように、腸内環境の改善善玉菌乳酸菌腸内細菌)を定着させる)をする必要があります。
ただ、ビオチンビタミンH)は炎症を抑制する部分に働くのみで、根本的な炎症体質や、アレルギー体質改善にはつながりません。アメリカで栄養学的見地から、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の改善を行なう場合、

  • 腸内環境を整え、免疫機構を正常化する
  • 表皮からアレルゲンを取り込まないよう、皮膚に厚みを持たせる
  • 本来無害なアレルゲンに過剰反応してしまう体質を改善する

という、多方向からのアプローチを行います。
腸内環境の改善は、処方薬では「ミヤBM」が担っています。お医者様によっては、他の善玉菌乳酸菌腸内細菌)を同時に摂ると、効果が薄れると仰る場合もありますが、偏った菌株のみを補給するより、様々な菌を同時に摂ったほうが、腸内フローラの改善は効率が上がります。弊社取扱いの善玉菌サプリメントでは、腸まで届く善玉菌12をお勧め致します。アメリカでは、最初はビオチンビタミンH)のみで様子を見るお医者様・栄養学者と、ビオチンと善玉菌の組合せで様子を見る方が、だいたい半々ですので、ビオチンの増量のみからお始め頂いても、善玉菌補給も同時に行なっても、どちらでも良いと思います。
皮膚からアレルゲンが入らないようにするには、ヒアルロン酸EPADHAオメガ3)を摂るのですが、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の方は、EPAとDHAを多めに摂られた方が良いと思います。
体質の改善には、ケルセチンがお勧めなのですが、ケルセチンは、効果の判断の難しいタイプのサプリメントとなりますので、最後の仕上げに使われると良いと思います。