糖尿病(高血糖症)とサプリメント

血糖値を下げるのにおすすめのサプリメントにかんして

クロムサプリメントを摂った場合、インスリンの分泌が促され糖代謝が改善すると云うことですが、服用を暫くして後、膵臓の疲れが残ったり、或いは服用を休んだ時などに逆に膵臓の怠け(働きの低下)が起こったり、マイナス面はないのですか。更に服用量によっては、膵臓癌への影響など、現在指摘されていることはありませんか。現在、血糖値が悪化ぎみ(空腹時122→144)で、何か運動、食事以外に効果のあるものはないかと模索している処です。サプリメントを発注して、自分に何があうのか、一つずつ検討してみようと考えてはいるのですが。サプリメントは基本的に補うと云う意味で使用したく、摂り過ぎは余りしたくはないのです。漠然としていますが、分かることがあれば回答下さい。ホームページの詳細な説明にはいつも感心しています。

血糖値を下げるのにおすすめのサプリメントにかんする回答です

今回ご注文頂いたサプリメントマルチビタミン共役リノール酸(CLA)、カルニチン)は、基礎栄養素の充足と、運動によるエネルギー代謝を助けますので、運動療法の効率を高める良い組合せだと思います。
クロムサプリメント(クロミウム)の働きは直接インスリンの分泌を促進するのではなく、膵臓の機能を高めます。膵臓が元気になった結果、インスリンの分泌量が増えるということです。継続摂取により膵機能が高まっても、摂取を止めれば何年もかけて徐々に元気はなくなります。1日1タブレットで充分なサプリメントですので、機能維持のためには継続摂取をおすすめします。
アメリカの糖尿病(高血糖症)の方の間では、クロミウムと共に、アルファリポ酸ビオチンビタミンH)・ビタミンB群を組み合わせる方法に人気があります。いくらクロミウムで膵臓を元気にし、インスリンの分泌を高めても、細胞がブドウ糖をエネルギーとして使えないと、血糖値は下がりません。糖尿病(高血糖症)の原因の多くは、細胞内での糖代謝力が弱いことにあるため、アルファリポ酸やビタミンB群で細胞の中の糖代謝を高めて、細胞がブドウ糖を上手に使えるようにしてあげることも大切です。
もともとアルファリポ酸は、日本では糖尿病(高血糖症)の治療薬として処方されていましたが、現在は食品カテゴリとなったため、医療現場では使われていません。ビオチンビタミンH)は、クロミウムと共に膵機能を高め、インスリンの分泌を促したり、新陳代謝を促進してエネルギーを使いやすくします。
アメリカでは医療現場に栄養学がガッチリと食い込んでいるため、医師が処方薬を出すと同時に、アルファリポ酸ビタミンB群サプリメントを摂るよう、患者に指導しています。尚、これらのサプリメントは、医薬品との組み合わせはもちろん、全てを組み合わせてお摂り頂いても、過剰症や吸収阻害等の問題は一切ありません。