花粉の時期になると皮膚炎が悪化します

花粉がアレルゲンのアトピー性皮膚炎におすすめのサプリメントにかんして

HP、興味深く拝見しました。医者の処方による抗ヒスタミン剤を使用しないでなんとか花粉症を治したいと思い、検索していた所です。花粉症(皮膚)対策で購入する場合のアドバイスをお願いいたします。数年前から、花粉の時期に皮膚の症状が悪化します。くしゃみ、鼻水はそれほど酷くないのですが、顔の皮膚(特にまぶたや唇周り)が赤く腫れたようになり、ぴりぴりとするような痒みと痛みがあります。手の甲&指にも湿疹ができて、やはり花粉が飛ぶ時期にじゅくじゅくするような症状→治りかけてかさぶた→掻いてしまってじゅくじゅくする、、というのをエンドレスで繰り返す状態です。最近は使用を止めていますが、以前は医者から処方されたステロイド剤を塗っていました。(そのためか、顔の皮膚は薄くて炎症→皮が剥ける、を繰り返しています)昨年10月〜11月頃のブタクサ時期に相当悪化したので、ネトルがいい、というのを聞いてその時はネトルを摂取しました。(発症してからの摂取だったためか、効果の程は・・・?)今年は1W前位から皮膚が悪化して、昨日、今日と皮膚の炎症が酷いです。サイトを拝見したところ、「炎症や痒みが酷い花粉症」に判別されるようですので、ビオチンの購入を決めました。同時に、ネトルの摂取を続けたほうが効果は高いでしょうか。また、今現在起こっている皮膚の炎症を何とかしたいのですが、アスタキサンチンも同時に購入し、摂取した方が良いでしょうか。他にお勧めのサプリメントや組合せがあれば教えて下さい。

花粉がアレルゲンのアトピー性皮膚炎におすすめのサプリメントにかんする回答です

ネトルは長い年月をかけて継続摂取することにより、アレルゲンに対する閾値を上げるという、アレルギーの根本的な体質のひとつを改善する働きがあることがわかっており、かなり昔から愛用されてきているハーブ系のサプリメントですが、5年、10年といった時間がかかるため、敬遠する人が多いのも事実です。もしご予算に余裕がおありでしたら、継続摂取をおすすめします。ネトルに近い部分で働くものに、ケルセチンが挙げられます。ケルセチンは、肥満細胞の感度を下げてヒスタミンの大量放出を防ぎます。アレルギーの症状が皮膚炎として出ている方は、体質改善の最終仕上げに、ケルセチンの大量継続摂取を2年ほど行ないます。ネトルに比べれば改善にかかる時間が短くてすむこと、ネトルより働きが強いことなどから、人気が高いサプリメントです。
ビオチンビタミンH)は対症療法の部分となります。炎症を抑えるホルモンの生成を促し、起きてしまった炎症を抑えます。ビオチン不足が原因で炎症が起きているのであれば、ビオチンを体内で充分に作れるように腸内環境を改善すれば、いずれビオチンを摂らなくてよくなりますので、まずはビオチンで消炎がみられるかどうかお試し下さい。
アスタキサンチンは細胞膜に蓄積され、触れてくるヒスタミンを無毒化し、ウソの痒みを起こさせないようにする、対症療法的なサプリメントです。よく効く方とそうでない方がかなりハッキリ分かれるようで、熱烈なリピーター様がいる一方、すぐにやめてしまわれるかたもかなりいらっしゃいます。アメリカでの動向を見ますと、鼻炎など粘膜系の炎症に対して使われることが多いので、 症状が皮膚炎として出ている方は効果を実感しづらいのかもしれません。
ビオチンビタミンH)にプラスしてお摂り頂きたいものとして、善玉菌乳酸菌腸内細菌)とEPAオメガ3)、パントテン酸をおすすめしたいと思います。EPAで角質層を正常化して皮膚バリアが働くようにしないと、身体の中から消炎しようとしても全身からアレルゲンを取り込んでしまうため、思うように消炎効果が得られないケースも多々あります。また、腸内環境の正常化はアレルギー体質改善のかなり重要なポイントであり、年単位の時間がかかることから、早めに開始しておいた方が良いとされています。パントテン酸は、ステロイド剤のデメリットを補う働きがあり、アメリカではステロイド剤を処方する際、必ずといっていいほど摂取を指示するサプリメントです。アメリカの医師は抗アレルギー薬などの即効性の高い医薬品で対症療法を行いながら、サプリメントによる体質改善の指導を行なっています。抗ヒスタミン剤や抗アレルギー薬など、処方されてお手元にある医薬品は、症状が酷いときにはお使いになったほうが良いと思います。