カンジダ菌感染症と腸内環境

胃腸でカンジタ菌を殺菌するとカンジタ感染症も治りますか?

私はアトピー性皮膚炎で、アメリカンビタミンショップのサプリメントを服用させていただいております。このたび腸内環境を改善しようと思いまして、ブロメライン(たんぱく質消化酵素)と善玉菌サプリメントを摂り始めました。そこで、少々質問したいことが出てきたので、よろしくお願いいたします。まず、以前カンジタの検査をしたら便のなかに含まれていたので、腸内カンジタを改善したいと思っています。カビのアレルギーがあるので、カンジタにも気をつけたい次第です。カンジタを撃退するのに、このブロメラインと善玉菌サプリメントの組み合わせでよろしいでしょうか。カンジタは常在細菌といいましても、カビなどが足に出来たときに水虫となり薬を飲んだりつけたりしないと治らないので、腸内カンジタもこの善玉菌とブロメラインだけで完治できるか疑問です。それから、主食を白米から無農薬玄米に変えようと思っているのですが、玄米は一緒に食べた食物の栄養素を吸収して排泄させてしまうのでかえって体によくないと言っている先生方もいます。この辺はどうなのでしょうか。私としては、ちゃんとかんで食べればいろいろな栄養素が入っていて体によろしいと思うのですが。お手数ですが、どうかよろしくお願いいたします。

消化器官におけるカンジダ菌の殺菌とカンジダ感染症の治療にかんする回答です

カンジダや爪カンジダなどの感染症の治療は、医薬品の範疇となります。カンジダ感染症につきましては、処方薬による治療を受けて下さい。カンジダ菌は食べ物からいくらでも入ってくるので、胃腸で死滅させて感染症を予防するために、ブロメラインでの消化促進と善玉菌乳酸菌腸内細菌)による腸内環境の改善を行なう、とお考え頂ければと思います。ブロメラインの分泌不足体質は、現時点では改善法が見つかっていないため、完全に摂取を止めることは難しいのですが、善玉菌による腸内環境の改善は1〜3年で終わりますので、2年くらい摂り続けたら、いったん摂取を終了して良いと思います。
確かに玄米の食物繊維に吸着される脂肪酸ミネラルはありますが、それはキャベツやキノコ類を食べても同様に起こります。吸着のマイナス要素より、玄米食から得られるプラス要素のほうが大きいので、積極的に食生活に取り入れられることを、おすすめします。ただ、玄米は消化が良くないので、極端に玄米だけをたくさん食べ続けていると、炭水化物不足を起こすケースも報告されています。(いわゆる”ばっかり食べ”という本当に極端なケースですが)食生活は何でもバランス良く、中庸をお心がけ下さい。