掌蹠膿疱症性骨関節炎

掌蹠膿疱症性能骨関節炎におすすめのサプリメントにかんして

現在、掌蹠膿疱症の治療をしています。先日購入したビオチン(ビタミンH)とEPAで手はとてもきれいになったのですが、腰と腰の筋肉辺りや左足、仙骨などが痛いので、ヒスタミン対策としてケルセチンとアスタキサンチンの追加を検討中です。ところで、ケルセチンとアスタキサンチンは授乳中でも飲めますか?ビオチンとEPA(オメガ3)は大丈夫と伺っているのですが…

掌蹠膿疱症性能骨関節炎におすすめのサプリメントにかんしての回答です

ケルセチンはフラボノイド(ビタミンP)の一種、アスタキサンチンはキサントフィル類でビタミンAの一種ですので、授乳中の方にも安全にお摂り頂けます。FDAからの警告も出ていませんので、どうぞご安心下さい。
ただ、腸内環境が悪玉菌優勢の状態では、肥満細胞を刺激するグロブリンが大量分泌されているため、いくらケルセチンで肥満細胞を鈍化させ、ヒスタミンの過剰生成体質を改善しようとしても、なかなかうまくいかないと思います。
アメリカの治療現場では、鎮痛薬や抗アレルギー薬の処方と同時に、まず最初に善玉菌の大量摂取による腸内環境の改善で、グロブリン免疫抗体の分泌量を減らし、ヒスタミンの大量流出の引き金部分を改善します。この改善には1年から2年ほど時間がかかります。その後で、ケルセチンの大量摂取でヒスタミンの大量生成体質を改善します。これも、1〜2年程度のお時間がかかります。この二つの体質改善によって、掌蹠膿胞症性骨関節炎の痛みは治癒する、と結論付けられています。
逆に言うと、この体質を改善しないとヒスタミンの量が減らないため、いつまでたっても痛みが治まらない、ということになります。いずれも時間はかかりますが、体質(発症原因)を選ばない根本的な方法です。
アメリカでは、医療現場に栄養学がガッチリ組み込まれていますので、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン剤ステロイド剤などを処方しながら、治療と同時に必要となる体質改善の説明をきちんと行ない、摂るべきサプリメントの指導もしています。その中でも、特に腸内環境の改善は、最も重要なポイントです。腸内でビオチンビタミンH)を充分に生成出来るようにすることで、同時に消炎系ホルモンも充分合成できるようになりますし、腸内の免疫機構の働きが穏やかになれば、アレルゲンへの過剰反応を起こさなくなり、それによってグロブリンの大量分泌も起こらなくなりますし、ひいては神経痛を起こさせるヒスタミンの生成量も減ってきます。
現在お摂りのビオチンビタミンH)とEPAで消炎がみられたということは、炎症体質の原因がビオチン欠乏(=腸内環境の悪化)であることを意味しています。今後は、ビオチンとEPA善玉菌をプラスして、体質改善を進めて行って下さい。
アレルギー症状の改善過程においては、症状が快方に向かったり悪化したりを何度と無く繰り返します。一度良くなった症状がぶり返すショックはとても大きく、アメリカでも多くの患者さんが治療自体を放棄してしまうと聞いています。しかしながら、良くなるときはより良い方向に、悪化に転じるときは前よりマシな悪い状態にと、ジグザグでも右上に良い状態に上がっていくと結論付けられていて、アメリカの医師もそういった説明を患者さんにしていますので、もし季節の変わり目や何かのきっかけでぶり返しが起きても、「そういうものなんだ」とお考え頂ければと思います。きっとこの先、悪化に転じるなどご不安に思われる現象が起きると思います。少しでもお困りの時は、どうぞメールやお電話で弊社へお問い合わせ下さいませ。
アレルギー体質改善は、右肩上がりではなく階段を上るように進行します。また、悪玉菌が極端に多い状態が長く続いていると、自分たちを脅かす敵(善玉菌)が少ないことに安心し、比較的大人しく過ごすのですが、 そこに突然善玉菌がたくさん入ってくるようになると、何とか自分たちの居場所を守るため、入ってきた善玉菌を攻撃しようと、大量の毒素を放出し、活発に活動するようになります。悪玉菌が善玉菌を攻撃する毒素は、人体にとっても有毒なため、症状を酷くする原因となります。しばらく続けていると、悪玉菌たちは善玉菌が大量に入ってくることに馴れ、また大人しくなります。階段の踊り場で一休み、というイメージでしょうか。続けていくうちに、バランスを崩しては活発に戦い合い、また沈静化という現象を繰り返して、改善が進んでいきます。症状の悪化や、せっかく治まっていた症状がぶり返す等の変化は、さぞお辛いことと存じますが、アレルギー体質・腸内環境の改善過程で、避けては通れない道ですので、何とか乗り越えて頂きたいと思います。
腸内環境は、善玉菌が入ってこようが何をしようが、同じ状態が続くとそれに慣れ、安定してしまいます。アメリカの文献を見ているとよく出てくる表現に”SwingBoat”というものがあり、時にはちょっと違うことをして、揺さぶりをかけることが必要だと述べられています。たとえば、腸内で善玉菌を増やす助けをしてくれるビタミンCをプラスするですとか、腸の動きが鈍いとお感じでしたら、コロンクレンズで無理矢理にでも腸の筋肉を動かしてみるなど、腸内環境に揺さぶりをかけてみることをおすすめいたします。
アスタキサンチンは細胞膜表面に充分な量が蓄積されるまで、3ヶ月程度はかかるため、即効性は望めませんが、ヒスタミンを遊離し、ウソの痛みを起こしにくくする効果が期待されていますので、お試し頂くのも良いかと思います。

掌蹠膿疱症の治療と腸内環境の改善にかんして

返信ありがとうございました。”善玉菌の大量摂取による腸内環境の改善”と”ケルセチンの大量摂取でヒスタミンの大量生成体質を改善”の部分に活用するサプリメントと量も教えてください。そしてインターネットで色々調べてみましたが ミヤBMとシナール(医薬品)の事が書いてありました。腸内環境改善と同じでしょうか?何度もすみませんが宜しくお願いいたします。

掌蹠膿疱症の治療と腸内環境の改善にかんしての回答です

腸内環境の改善のための善玉菌は、摂取量に特に縛りはありませんが、多種多様な善玉菌をたくさん摂れば摂るほど、改善が早く進むことが判っています。弊社取扱いの腸まで届く善玉菌12でしたら、1日1〜4粒を目安にして頂くと良いと思います。もっとたくさん摂っても大丈夫ですが、いくら改善速度が上がるといっても、やはり年単位のお時間がかかりますし、継続性(ご予算)のこともありますので、実際の摂取量は、お摂りになるお客様にお決め頂いています。1日1〜2粒、1ヶ月1本目安でお摂り頂くのが、最も続けやすいのではないかと思います。
ケルセチンは、1日3,000mg〜5,000mgを大体1〜3年くらい継続摂取します。弊社取扱いのケルセチンは1粒500mgで、これを毎食後に3粒ずつお摂り頂く事をおすすめしています。一月に3本必要な計算ですね。私自身もアレルギー体質なので、腸内環境や副腎皮質の改善が済んだら、ケルセチン一本に絞って、ヒスタミン過剰生成体質を改善していく予定です。
ミヤBMはミヤリサンと同じ宮入菌の活性酪酸菌製剤、つまり善玉菌です。シナールはビタミンC製剤で、パントテン酸を含みます。ビタミンCは腸内で善玉菌が増殖するのを助けるため、その目的で同時処方しているのか、パントテン酸を服用させるのが目的なのか、処方の意図は存じ上げません。いずれもビオチン散と共に日本の医師が使用するものですが、自費診療の処方量でも服用量がアメリカの薬理学的理想摂取量よりかなり少ないため、欠乏度合が高い方には、思うように効果が上がらないケースが多いようです。