アトピー性皮膚炎の再発と治療

アトピー性皮膚炎の根本的な体質改善におすすめのサプリメントにかんして

はじめまして、40代前半の主婦です。いつもHP拝見させていただいております。子供のころより軽度のアトピー性皮膚炎でしたが、大人になるにつれほとんどわからない状態にまでなりました。ところが仕事を始めて数年後、人間関係の極度のストレスからアトピー性皮膚炎の症状が再発。病院を変え入院したりとだましだましで現在に至っています。今は痒みが手、足、首周りが特にひどく、指は切れて絆創膏が手放せない状態です。皮膚科には通っておりますが特に飲み薬はありません。そのため体質改善をし根本から治そうと思い、サプリメントととのお付き合いについてお聞きしたく、メールさせていただきました。予算的にあまり余裕がないので、これだけははずせない!と言うものを教えていただけませんか?また酷い便秘なので便秘解消と腸内環境の改善をしたいのですが、腸まで届く善玉菌12やアシドフィルス菌などのサプリメントは”開封したら冷蔵庫に”と書いてあります。旅行中など、開封したものを持ち歩いても差し支えないでしょうか?長くなりしたが、よろしくお願い致します。

アトピー性皮膚炎の根本的な体質改善におすすめのサプリメントにかんしての回答です

アトピー性皮膚炎の改善に関するご質問ですね。ご予算のご都合と効率を考慮して、まずは3つのサプリメントをおすすめします。
まず、便秘解消を含めた腸内環境の改善のための、善玉菌サプリメントです。腸内環境が悪玉菌優勢の状態では、腸内の免疫機構が過敏になり、本来無害なはずのアレルゲンを異物とみなして、大量のグロブリンを分泌します。そのグロブリンが肥満細胞を刺激し、ヒスタミンの過剰生成が起こり、それがウソのかゆみや炎症を引き起こします。また、善玉菌乳酸菌腸内細菌)が少なく悪玉菌が多い状態では、生理作用に流用したいビオチンビタミンH)が不足し、皮下組織の毛細血管が細くなって皮膚に充分な栄養を運べなくなったり、炎症を抑えるホルモンの生成過程が滞って起きた炎症をなかなか抑えられなくなります。善玉菌サプリメントに使われる善玉菌は、腸内での働きが良いだけでなく、耐熱性や耐酸性に優れた菌種が選ばれていますので、必ずしも冷蔵庫に保管いただく必要はありません。直射日光が当たる場所に放置したり、暑い中車内に何時間も置き去りにしなければ、若干の減耗はありますが、品質に問題は生じません。どうぞご安心下さい。
次に、薄く弱い皮膚(角質層)を正常な厚みのある皮膚にするためのEPAです。身体の内側から消炎を試みても、皮膚バリアが機能していない状態ですと、表皮から大量のアレルゲンを取り込み、ヒスタミンがたくさん作られてしまうため、なかなか思うように消炎出来ないのです。EPAは角質層に分泌されて角質細胞を繋ぎ止める糊になったり、お肌の油分(お肌のうるおいやしっとり感の元です。皮脂とは違います。)となって、乾燥肌や脂性肌を改善したり、炎症を起こすホルモンの生成過程を阻害して、炎症を起こしやすい部分を抑えるなどの働きがあります。
善玉菌サプリメントEPAは根本的な体質改善の部分となります。これに、消炎系ホルモンの生成促進と皮膚の血流アップのためのビオチンビタミンH)を足して、腸内環境と角質層の両方の改善を進めていってみて下さい。