良くなったり悪くなったりを繰り返すアトピー

好転と悪化を繰り返すアトピー性皮膚炎の改善とサプリメントにかんして

はじめまして。私は20年以上アレルギー体質で、去年よりアトピー性皮膚炎の症状がひどくなり半年前よりいろいろとサプリメントを飲んでいます。ガンマリノレン酸(GLA)・EPA・善玉菌サプリメントを中心に多めに取り、MSMサプリメントアスタキサンチンパントテン酸なども飲んでいます。続けていくうちに皮膚がすこしづつですが厚くなっているようで、掻き傷も早く治って消えていきます。ただこの冬は何度もアトピーが悪くなったり良くなったりとコントロールに大変でした。。。かゆみがなかなかおさまらないので、ケルセチンをそろそろ多めに摂取しようかと思っていますが、腸内環境の改善が終わってからでないと効き目が少ないということですが、腸内環境が良くなったというタイミングがわかりません。どういった状態になれば改善されていると実感でき、どれくらいの量と期間のケルセチンを摂取すればよいでしょうか? 

好転と悪化を繰り返すアトピー性皮膚炎の改善とサプリメントにかんしての回答です

ことアレルギー性疾患の消炎において、ステロイド剤に勝る手段はありませんので、どうしても酷い炎症が起きているときは、怖がらずに使って欲しいというのが本音です。 ステロイド剤を使わなくても、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン剤などで、ある程度炎症を抑えられるようでしたら、それらをうまく使って、出来るだけ炎症を起こさないようにしつつ、サプリメントアレルギー体質改善を進めていって下さい。いずれも何種類かありますから、服用して効果が無ければそれを医師に伝え、お身体に合ったお薬に出会って頂くのも大切なことです。アメリカでは、医療現場に栄養学がガッチリ組み込まれていますので、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン剤ステロイド剤などを処方しながら、治療と同時に必要となる体質改善の説明をきちんと行ない、体質改善で摂るべきサプリメントの指導もしています。
アトピー性皮膚炎などのアレルギーの症状の改善過程においては、快方に向かったり悪化したりを何度と無く繰り返すケースがあります。一度良くなった症状がぶり返すショックはとても大きく、アメリカでも多くの患者さんが治療自体を放棄してしまうと聞いています。しかしながら、良くなるときはより良い方向に、悪化に転じるときは前よりマシな悪い状態にと、ジグザグでも右上に良い状態に上がっていくと結論付けられていて、アメリカの医師もそういった説明を患者さんにしていますので、もし季節の変わり目や何かのきっかけでぶり返しが起きても、「そういうものなんだ」とお考え頂ければと思います。
これから2年ほどの時間をかけて、ビオチンビタミンH)とEPAで丈夫で正常な皮膚を作りながら、善玉菌サプリメント腸内環境を整えることで、アレルゲンに反応してしまう体質と炎症体質、皮膚が薄く弱い体質はほぼ改善し、一見完治したかのようなところまでいけるはずです。そうなったらもうビオチンをわざわざ摂らなくても、腸内で充分作れるようになっていますし、善玉菌も毎日毎日摂る必要はなくなりますし、EPAの摂取量も減らせます。
それに、ある程度皮膚がきちんと出来てくると、ステロイド剤のデメリットは更に出にくくなり、また、ステロイド剤を使用しなくても炎症が起きにくくもなりますので、そこから本腰を入れて脱ステロイドに向かっても遅くはありません。数年先のお話ですが、そこまできたら、最後の仕上げにケルセチンヒスタミン過剰生成体質を改善し、パントテン酸で弱った副腎皮質を回復してあげれば良いのです。
せっかくお摂りになり始めたところですが、腸内環境が悪くグロブリンが大量に出ているうちは、ケルセチンによる肥満細胞の鈍化はうまく進みません。パントテン酸ケルセチンの部分は一旦後回しにして頂いて、その分のご予算をEPA善玉菌サプリメントの摂取量を増やす方に回して頂いた方が、より全体的な改善効率が上がります。
腸内環境の改善は体感効果が薄く、また徐々にではなくある時期を境にガラッと変わるため、1〜3年の範囲で様子を見ることが多いようです。(改善が完了している弊社店長に言わせると、おならの臭いが薄くなるそうです。)