アレルギー症状

咳が出るアレルギー症状とサプリメント


お世話になります。
ネットで検索する中、アメリカン ビタミンショップの存在を知りました。
お手数ですが、どのようなサプリメントがお勧めかお教えいただけるでしょうか。


★症状
・十年ほど前に咳がひどくなる。そのときに断食をしてほぼ全快する。
・その後節制していればよかったものの、外食のみのような生活が続いた結果(酒やタバコはやらないものの、肉や甘いものが好きで野菜はほとんど食べず偏っていました)、五年ほど前からぶり返す。喉の炎症感と咳が延々と続く。
・いくつかの病院を回っても風邪のような症状といわれあまり真剣に受け止められない。
・二年ほど前に大きい病院でレントゲンやCTをとって精密検査をしたところ、アレルギーと診断される。診断の最後の決め手は抗ヒスタミン剤を一錠飲むということを続けてみたらすっかり咳と炎症感覚がおさまったため。ただし、薬は嫌いなので一ヶ月ほどで抗ヒスタミン剤を飲むのはやめた。なお、喘息などではないといわれる。あと、アレルギーについては、咳が出だしたころから花粉症もひどくなったので、おそらく関連している。
・今年六月、あらためて水だけの断食を16日ほどおこなう。かなり症状は治まったものの、十年前の断食終了後と違い若干まだ喉に違和感があり、ほんの少しだけだがまれに咳がでる。


★今後について
・長期的には一番の問題は生活習慣の食生活かと思ってるので、十年前と同じ失敗をしないように、今後は大幅に自炊の割合を増やそうと思っています。
・ただし十年前と違ってまだ全快した感覚まではいっていないということもあり、もう一押し、ふた押ししてくれるサプリメントを探しています。


なお、サプリメントにかけられるお金の問題もありますので、できましたら
1、即効性を期待したい場合(とりいそぎすぐ喉の炎症感覚をすっきり消してくれる可能性の大きいサプリメント
2、根本的治癒を望む視点で効果が高そうなもの
上記、2つの視点でお教えくださいましたら幸いです。


お手数おかけします。
どうぞよろしくお願いいたします。

咳が出るアレルギー症状とサプリメントの回答です


アメリカのアレルギー内科医たちは、医薬品だけ・サプリメントだけといった治療法ではなく、症状を抑えるのに即効性の高い医薬品を処方し、出来るだけ炎症を起こさないようにしながら、サプリメントでの体質改善を指導しています。
以前、抗ヒスタミン剤で症状が治まったということですので、眠くなって仕方ない等よほどの不具合がなければ、よく効くお薬は併用して頂いたほうが良いと思います。


咳を含む喉の炎症抑制には、いちょう葉エキスがよく使われています。
いちょう葉エキスは喘息の発作の軽減や体質改善にも使われ、サプリメントの中では比較的即効性があるタイプですが、一度炎症を起こしてしまった部分では組織の破壊が起きているので、傷付いた組織がある程度修復しないと違和感が消え難い等、多少お時間がかかると思われます。
いちょう葉エキスの摂取目安量は、1回1〜2粒、1日2回、朝・夕食後となります。


体質改善に使うサプリメントとしては、まず根本的な
体質改善となる、腸内環境を善玉菌優勢の状態に整えるための善玉菌乳酸菌などの腸内細菌サプリメントが挙げられます。
以前、絶食で症状が快癒したことがおありとのことですが、これは恐らく、腸内環境に揺さぶりがかかり、一時的に悪玉菌が悪さをしなくなって、腸内の免疫機構の暴走が沈静化したためと思われます。
腸内環境の改善過程で、短期間の断食・絶食を行なうことはありますが、栄養不足から新陳代謝の鈍化や炎症部位の傷の修復が遅れるなど、多くのデメリットもありますので、外食・自炊に関わらず、ある程度食事内容のバランスに気を配りながら、きちんと食事は摂られたほうが良いと思います。


咳や喉の違和感など、粘膜に炎症を起こしやすい炎症体質の対処としては、医師や栄養学者がビオチンビタミンH)派とケルセチンブロメライン派に分かれていて、特に血液検査や診察を行なうことの出来ない弊社では、どちらが本当にお客様の体質に合致しているか、判断がつきかねるところです。


全て働き方が異なりますし、併用も可能ですので、重ねてお試し頂いても良いですし、ビオチンを3〜6ヶ月試して変化がなければ、ブロメラインとケルセチンに切り替えてみても良いと思います。
各商品ページにて、働き方や様々な体質について詳しくご案内しておりますので、ご自身に合致する記述の多いものから順にお試し頂いても良いでしょう。


後は、傷付いた粘膜の修復と、傷付き難い丈夫な粘膜をつくる材料として、可能であればMSMEPAをお摂り頂きたいと思います。


但し、これらの栄養素は全身で取り合うため、この部分を行なう場合は、少しでも多く粘膜や皮膚に届けやすくするよう、皮膚や粘膜の基底細胞部の毛細血管を太くして血流を高める、ビオチンを組み合わせて頂いたほうが、効率が良くなります。
MSMとEPAは、摂り始めから1年程度は多めに摂り、ある程度皮膚や粘膜が丈夫になったと感じられたら、摂取量を半分に減らして、継続していくのが一般的です。

咳が出るアレルギー症状とサプリメント 2


お世話になります。

ご回答ありがとうございました。


1、血液検査や診断等によって最適のサプリメントを割り出してくれるような医療機関について、東京都近郊でご存じないでしょうか?
2、できましたら、ビオチン派とケルセチンブロメライン派での発想の違いみたいなものをお教えいただけないでしょうか?
3、説明や他のQ&Aをみていると、ビオチンの方が速効性がある。また自分でビオチンを作り出せる腸内環境が整えば摂取は必要なくなる。
ケルセチンはヒスタミンの分泌が多すぎな人には体質を変えるので1〜2年かかるけれど体質が変われば抗ヒスタミンの面では根本的対処になる、という具合に読めたのですが、いかがでしょうか?
よろしくお願いいたします。

咳が出るアレルギー症状とサプリメント 2の回答です


残念ながら、日本でこのような各種検査を行なう機関は、今のところありません。
また、血液検査と検便だけで判断出来るというよりも、患者さんの見た目(皮膚の状態)や生活習慣、本人および家族の持病、病歴などを細かく検診・問診し、医師が経験則から割り出していく上、それで必ずどちらかに決まる、というわけでもないのです。
もし、お客様が白癬菌カンジダ菌などに感染した経験がおありでしたら、ブロメラインは有効だと思います。


ケルセチンブロメライン派は、粘膜の炎症にはこれ!というタイプですね。
ブロメラインは、炎症部分の毛細血管に詰まった糸状たんぱく質を溶かし、血流を改善することで炎症抑制を行います。
アレルギー体質の方の中には、ブロメラインの分泌量が少ない方がけっこういて、たいていはカンジダ感染症や水虫の経験の有無を判断基準とします。
また、粘膜の肥満細胞は皮膚のものに比べてケルセチンに対する感受性が高く、比較的早い段階でグロブリンの刺激を受けにくく出来るので、特に花粉症など季節性の粘膜系アレルギー 症状の抑制によく使用されます。


ビオチン派は、アレルギー体質の方は必ず腸内環境が悪玉菌優勢であり、すなわち必ずビオチン欠乏を起こしているので、炎症抑制が出来ようが出来まいが、経口補給は必要だ、としている方が多いようです。


ビオチン欠乏によって起きる弊害としては、炎症抑制ホルモンを生成出来ず炎症を抑えられない、腸内でのEPAなどの脂肪酸変換が滞る、皮下組織の血流が悪化して皮膚の新陳代謝が落ちる、糖代謝が鈍り体質によっては高血糖症を起す、などが挙げられます。
ビオチン派の多くは、炎症抑制の部分をより強化するものとして、患者さんが同時に持っていそうな体質に合わせて、ブロメラインやガンマリノレン酸(GLA)などをトッピングするようです。
ただ、医薬品で充分消炎出来ている場合は、あまり使いません。


皮膚の肥満細胞はケルセチンの感受性が鈍く、グロブリンの大量分泌体質が解決されるまでは、改善がうまくいかないのですが、一度改善すると、まず元には戻りません。
粘膜の肥満細胞は比較的簡単に鈍化してヒスタミンを出さなくなる代わりに、ケルセチンの摂取を止めると元に戻りやすいので、症状が粘膜に出る方に対しては、対症療法的に使用します。
いずれにせよ、ヒスタミン大量生成の元凶はグロブリンの大量分泌なので、腸内環境の改善が終われば、ほぼ沈静化します。
そして、腸内環境の改善が終われば、腸内で充分ビオチンを作れるようになるので、仰るようにビオチンを経口補給する必要はなくなります。

咳が出るアレルギー症状とサプリメント 3


お世話になります。
ご回答ありがとうございます。
追加でお教えください。


ブロメラインについて
本来は消化酵素とのことですが、これを長期間継続摂取することによって、本来の酵素の分泌が弱まるなどの副作用がでるような実例、または懸念はございますでしょうか?
・仮にですが、腸まで届く善玉菌12ケルセチンブロメラインの三つを摂取したとして、症状が消えてきた場合に中止とする順番は、
1.ブロメライン
2.ケルセチン
3.善玉菌12(結果がよければこれぐらいは継続してもいいかなとも思いますが)
のような順番になるでしょうか?
ヒスタミンブレンドというのもみかけましたが、速効性を考えた場合、こちらのお勧め度はいかがでしょうか?
なお、あらためてですが私の症状はアレルギーからの咳で、速効性という意味では過去に病院で抗ヒスタミン剤の小さいのを一日一錠飲むようにしたらとりあえず咳の症状はまったくでなくなったことがあります。
また、春には年によりますが毎年だいたいかなりひどい花粉症になります。
花粉症が出だした時期と咳が出だした時期は合致します(どちらも五年ほど前)。
最近はコンタクトをしても目が充血しやすく4〜5時間以上つけられない問題などもあります。


仮にサプリメントを三つ試してみる(速効性と根本治癒のかね合わせつつ、しかしいきなり数を増やすのも何が効いているかわからないのと費用の問題もあり)とした場合、一例として、ブロメライン、ケルセチン、善玉菌12というパターンを考えたのですが、取り急ぎブロメラインが入っていればよさそうでしょうか?
それとも、ブロメライン、ヒスタミンブレンド、善玉菌12の方がよさそうでしょうか?
ご意見いろいろと聞かせていただけましたら幸いです。


ヒスタミンブレンドは抗ヒスタミン薬、となっていますが、サプリメントにも関わらず薬とついているのは何か理由があるのでしょうか?
(しかしながら特記事項のところには、天然抗ヒスタミン剤ヒスタミンブレンドとも書かれていたりしますが・・)
ケルセチンのところは抗ヒスタミン剤となっていますが、違いがちょっと気になりました。


腸まで届く善玉菌12は1錠中、プロバイオティック乳酸菌:100億株、とのことですが、mg単位で表示する場合、具体的に何mgになるかわかるでしょうか。
また、ビフィズス菌フェカリス菌アシドフィルス菌、としてそれぞれ何mgになるかもおわかりになるようであれば教えていただけるでしょうか。
よろしくお願いいたします。

咳が出るアレルギー症状とサプリメント 3の回答です


頂いたご質問メール、拝見致しました。
1)ブロメラインについて
ブロメラインの分泌不足体質は、今のところ改善法が見つかっておらず、経口補給以外に体内量を増やす方法はないとされています。
また、ブロメラインを経口補給することによって、本来の分泌力が弱まるという報告はありませんので、この点はご安心頂ければと思います。


2)ブロメライン・ケルセチン善玉菌乳酸菌などの腸内細菌サプリメントの優先順位
ブロメラインとケルセチンは消炎目的のサプリメントですので、炎症を抑えられて調子が良くなったら継続摂取は止め、だいたい再発するときは予兆があると思いますので、「調子を崩すかも?」と感じたら摂取を再開する、という感じでしょうか。
恐らく即効性としてはブロメラインの方が高いことと、合う・合わないがハッキリ分かれますので、2、3ヶ月お摂りになってみて何の変化も感じられなければ、止めてしまって構いません。
善玉菌サプリメントは、腸内環境の改善に1〜3年のお時間がかかることから、少なくとも1年間は継続摂取を行なって下さい。
1年後にまだアレルギー症状らしきものが出るようなら、それはまだ腸内環境の改善が終わっていないということですので、引き続き摂取しながらご様子を見て頂くこととなります。
根本的な体質改善を考えるなら、善玉菌サプリメントが最優先となります。
炎症抑制(対症療法)ではブロメライン>ケルセチン、とお考え頂いて結構です。


3)ヒスタミンブレンドについて
ヒスタミンブレンドは、腸内で花粉などのアレルゲンを絡め取り、腸内の免疫機構に触れないようにしたり、末梢神経のヒスタミンが取り付く鍵穴をブロックして、ウソの痒みを起こさせないようにする、善玉菌による腸内環境の改善や、EPAによる丈夫な角質層の形成、ビオチンなどによる炎症体質の抑制など、根幹部分の改善を行ないながら、トッピング的に使うサプリメントです。
ヒスタミンブレンドの抗ヒスタミン作用は”ヒスタミンの遊離”といって、主にペパーミントが末梢神経の鍵穴に刺さったヒスタミンを外します。
欧米で昔から行なわれている民間療法には、花粉症シーズンにはペパーミントティーをたくさん飲むというものがあり、当該商品を採用する前は、弊社でもお客様にペパーミントティーをおすすめしていました。
花粉症で炎症が粘膜に出る方には、比較的合うことが多いようですが、直接的に消炎や体質改善を行なうサプリメントではないので、おすすめ度としては先にご紹介したサプリメントより下位となります。


4)ヒスタミンブレンドの「抗ヒスタミン薬」表記について
ヒスタミンブレンドは薬効を持つハーブ類も含有していますが、あくまで食品です。
ケルセチンもあくまで食品ですが、ドイツでは確かな薬効を認められており、正式な抗ヒスタミン剤の扱いを受けています。
双方とも抗ヒスタミンに関わるサプリメントですが、働き方が異なることと、ネット検索時の検索ワードの分類・表示戦略のために、ケルセチンには”抗ヒスタミン剤”、ヒスタミンブレンドには”抗ヒスタミン薬”という言葉を、それぞれ盛り込んでいます。


5)腸まで届く善玉菌12について
製品には「12種類の活性菌混合物」の合計が1g(=1,000mg)と表記され、12種類の菌株全ての名称が羅列してありますが、具体的にどの菌株をどの程度の割合で配合しているかは、企業秘密ということで、開示されておりません。
4種類のビフィズス菌と6種類の乳酸桿菌、2種類のコッカス菌から成っています。