アレルギー症状

粘膜のアレルギー症状とサプリメント


はじめまして、30代の主人の相談です。
アメリカン ビタミンショップさんのアレルギー体質改善に関するページ、興味深く読ませていただきました。


主人は、今年1月に重症の間質性肺炎で入院しまして、現在も通院中です。
ステロイド治療を、だいぶ量は減ってきましたが続けています。
現在プレドニンを5mg/day飲んでいます。


ところが、先週末に咳が出はじめ、風邪かな?と思っていたのですが昨日の明け方には39度の熱が出てしまいました。
それで慌ててかかっている病院に行ったのですが、レントゲンの結果は問題なし(つまり肺炎ではない)で、抗生剤と咳止めを出されて帰ってきました。
熱はその日のうちに下がりましたが、咳はまだ出ていて、咳止めもあまり効いていない様子。
もう5日になるので、風邪ではないだろう、アレルギー(咳喘息?)ではないかと思っています。
長引くようなら、もう一度病院に行ってアレルギー検査をしてもらうつもりです。


それで、アレルギーだった、と仮定しての話なのですが、違う目的のためとはいえ、ステロイドを摂っているのにアレルギーが出る、と言うのはありえるのでしょうか?
また、サプリメントによる体質改善をする場合ですが、「ステロイドリバウンドを避けるためのパントテン酸」は、まだステロイド治療を行っている場合必要ないですか?


ちなみにアトピー性皮膚炎はないです。
花粉症は今は落ち着いていますが前はひどかったので、もともとアレルギー体質ではないかと思います。
長文ですみません。
今すでに薬をたくさん飲んでいるので(うつ、不眠もあり)なるべく自然な形で治療できたら、と思っているのです。
よろしくお願いいたします。

粘膜のアレルギー症状とサプリメントの回答です


ご主人様のアレルギー体質改善サプリメントに関するご質問ですね。


炎症体質やヒスタミン過剰生成体質が強すぎると、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー薬、ステロイド剤などを服用しても、炎症を抑制抑制出来ないケースは多々見受けられます。
特に、一度炎症を起こして表皮や粘膜の組織が傷ついてしまうと、組織の再生には新陳代謝と細胞の入れ替わりが必要となるため時間がかかる上、傷ついた部分からアレルゲンを取り込んで、新たな炎症を引き起こしやすいので、組織の再生も炎症抑制もうまくいかない、といった悪循環に陥りがちです。


アメリカのアレルギー内科医たちは、医薬品だけ・サプリメントだけといった治療法ではなく、症状を抑えるのに即効性の高い医薬品を処方し、出来るだけ炎症を起こさないようにしながら、サプリメントでの体質改善を指導しています。
眠くなって仕方ない等よほどの不具合がなければ、お医者様とご相談の上、よく効くお薬は併用して頂いたほうが良いと思います。


アレルギー症状が粘膜系に出やすい体質とお見受けしましたので、その仮定に副ったご紹介をさせて頂きます。
粘膜、特に喉や気管支・肺部の炎症抑制には、いちょう葉エキスがよく使われています。
いちょう葉エキスは喘息の発作の軽減や体質改善にも使われ、サプリメントの中では比較的即効性があるタイプですが、一度炎症を起こしてしまった部分では組織の破壊が起きているので、傷付いた組織がある程度修復しないと違和感が消え難い等、多少お時間がかかると思われます。


体質改善に使うサプリメントとしては、まず根本的な体質改善となる、腸内環境を善玉菌優勢の状態に整えるための善玉菌乳酸菌などの腸内細菌サプリメントが挙げられます。


咳や喉の違和感など、粘膜に炎症を起こしやすい炎症体質の対処としては、医師や栄養学者がビオチン派とケルセチンブロメライン派に分かれていて、どちらが本当にお客様の体質に合致しているか、判断がつきかねるところです。
全て働き方が異なりますし、併用も可能ですので、重ねてお試し頂いても良いですし、ビオチンを3〜6ヶ月試して変化がなければ、ブロメラインとケルセチンに切り替えてみても良いと思います。
各商品ページにて、働き方や様々な体質について詳しくご案内しておりますので、ご自身に合致する記述の多いものから順にお試し頂いても良いでしょう。


後は、傷付いた粘膜の修復と、傷付き難い丈夫な粘膜をつくる材料として、可能であればMSMEPAをお摂り頂きたいと思います。
但し、これらの栄養素は全身で取り合うため、この部分を行なう場合は、少しでも多く粘膜や皮膚に届けやすくするよう、皮膚や粘膜の基底細胞部の毛細血管を太くして血流を高める、ビオチンを組み合わせて頂いたほうが、効率が良くなります。
MSMとEPAは、摂り始めから1年程度は多めに摂り、ある程度皮膚や粘膜が丈夫になったと感じられたら、摂取量を半分に減らして、継続していくのが一般的です。


最後に、アレルギー体質の改善とは直接的に関係ないものですが、うつや不眠がおありということですので、もし宜しければ5HTPをお試しになってみて下さい。

粘膜のアレルギー症状とサプリメント 2


ご丁寧に教えていただき、ありがとうございました。大変参考になりました。
いちょう葉エキスは、うつのために少し前から飲んでいるので、これからも続けてみたいと思います。
その他のサプリメントについても、検討してみます。
なんとか減薬したいので。。。がんばってみます。

粘膜のアレルギー症状とサプリメント 2の回答です


こちらこそ、お忙しい中ご丁寧なご返信を賜り、誠に有難うございました。
アメリカにおけるイチョウ葉エキスを使用したうつの改善では、会話が出来る(息が上がらない)速さで走る等の軽い運動を可能な限り長時間行なうという、ロング・アンド・スロー・ディスタンスという運動法を組み合わせ、良い結果が出ているようです。
毎日かなりの時間をとられますし、半年から1年は継続が必要なため、なかなか実行に移すのが難しいかもしれませんが、宜しければお試しになってみて下さい。