ビオチンの種類や摂取量

ビオチンの種類や摂取量について

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)ビオチン(ビタミンH)のお世話になっています。2点ほど確認したくメールしました。

【1】当初はビオチン(ビタミンH)(ビタミンショップ社)、その後はBiotin 5000mcg(トンプソン社)に切り替えましたが、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)人気ベスト10ではビタミンショップ社、アレルギーベスト10ではトンプソン社となっており何れの商品も効能は同じようになっています。

二つの商品の違いは何かあるのでしょうか。

【2】何れの商品も貴社HPでは摂取目安が一回一錠 一日3〜4錠となっていますが、商品に記載されている摂取量は何れも1日1錠(take one capsele daily)となっています。
どちらが正しいのでしょうか。
(摂取量過多は問題ないのでしょうか)
以上宜しくお願いします。

ビオチンの種類や摂取量についての回答です

ビオチン(ビタミンH)に関するご質問ですね。

【1】弊社取扱いのビオチン(ビタミンH)に「アレルギー用」「アトピー用」「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」等と銘打っているのは、検索エンジンで、症状名と共にお探し頂きやすくする手段のひとつです。
中身は全て同じ製法で出来た生理作用を持つビオチンで、持っている効能も全く同じです。

掌蹠膿疱症用と謳っているTheVitaminShoppe社のビオチンは一番最初に採用した商品で、昔からのリピーター様や、大きなカプセルを飲めない方向けです。
最もスタンダードでHP上のバーゲンにもよく出品されるThompson社製60錠入りアレルギー用ビオチンは、TheVitaminShoppe社が卸売を行なわないメーカーのため仕入が高く、バーゲンでのご提供が難しいことから採用しました。
Solaray社製の二つのビオチンは、こまめな補給が難しい方向けにタイムリリースビオチン、小さなお子様や美容目的の方など摂取量を調整しやすいタイプとしてチュアブルビオチン、という感じで採用しています。

【2】ビオチン(ビタミンH)には皮下組織の毛細血管を太くして血流を高める作用があり、血色をよく見せたり目のクマを解消したりといった美容目的で大量に使用されています。

このような美容目的であれば、製品ラベルに記載された1日1粒で充分なのですが、アレルギー症状の炎症抑制や皮下組織全体の血流を改善する目的の場合は、腸内で作られるべき最低量1日20mgという摂取量が目安となっていますので、体内濃度を保つために、5mg入りタイプを1回1粒、1日4回(毎食後と就寝前)摂るよう、アメリカのアレルギー内科医が患者さんに指導しています。
腸内で充分にビオチンを生成出来ている方の場合、一日の生成量は20〜80mgということが解っています。
アレルギー体質の方は必ず腸内環境が悪玉菌優勢で善玉菌が少なく、ビオチン欠乏に陥っているのですが、全く作られていない人はいないだろうということで、最低生成量を経口補給すれば良い、という考え方です。

尚、ビオチンは水溶性で、尿に溶け出し排泄される速度が非常に速いため、たとえ一瓶まるごと飲んでも(生米粉のせいで)お腹が緩くなるだけで、過剰症の心配はありません。